兵庫県知事選が注目されたなか、前明石市長の泉房穂さんもメディアで発言をされており、ラジオ番組をもつなど影響力の強い方ですよね。
そんな泉房穂さんの奥さんは、公金不正の疑惑が取りざたされたことがあります。
今回は、
・泉房穂さんの妻、泉久仁子さんが代表の団体について
・泉房穂さんの妻の公金不正疑惑の概要
をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
泉房穂の妻、泉久仁子が事務局長の団体について
泉房穂さんの妻は泉久仁子さんです。
泉久仁子さんは『こどもサポート財団』という明石市で初めてのこども食堂事業を行った団体の事務局長です。
こどもサポート財団は、こども食堂事業以外にも、
事業内容として「支援対象児童などの見守り」「学習支援」や、
明石市保健所相談支援課からの委託事業としてひきこもり居場所事業「Lantern」などを展開しています。
「Lantern」は15歳以上で家族以外とあまり話す機会のない方にゆっくりとした居場所を提供するという事業です。
泉久仁子さんは社会貢献性の高い法人で活躍されている方ですね。
こども食堂などを明石市のパイオニアとして行っていることを鑑みると、
社会貢献力の高い仕事をしていらっしゃいますね。
そんな泉久仁子さんはどういった不正が取りざたされているのでしょうか?
泉房穂の妻の不正は相見積もりの不正!
事件の概要をまとめるとこうなります。
いったい何があったのか、気になりますよね!
ここからは、順を追って説明していきます。
問題が表面化するきっかけ
きっかけについては市民の方からの質問だったと、川村よしと議員が市議会でお話しされています。
きっかけは市民の方からの質問でした。西宮市が明石市長の奥さんの団体に子供食堂についての業務委託をしているって本当ですかという内容でした。
令和 5年 3月(第21回)定例会-03月01日-05号より
西宮市長(石井登志郎氏)と明石市長(泉房穂氏)と仲がよいことはもともと川村よしと議員は知っていました。
そのため、これが事実なら行政の私物化だと疑われかねないと心配し、問い合わせをしたことがきっかけでこの問題が表面化していきます。
問題① 見積書の偽造?
【要約】
西宮市がこども食堂事業の業務委託を発注するにあたり、明石市のこども食堂事業の団体2社から相見積をとり、片方の会社の見積もりがおかしいと指摘されました。
西宮市が子ども食堂事業の発注で相見積もりをとった2社のうち1社は一般財団法人こどもサポート財団の見積でした。
問題は、もう一社のB団体の見積書がこどもサポート財団の見積そっくりだったため、
B団体の見積書が不正に提出されたのではという疑惑です。
これに関して、西宮市議会の川村よしと議員が追及をしました。
問題の見積書はこちらです。
左側が泉久仁子さんが事務局長のこどもサポート財団、右側がB団体です。
確かに金額以外の品目とかの名称が全部一緒ですよね…
ここからすでに怪しい匂いを感じますよね。
問題② B団体の見積書を泉久仁子が提出していた?
【要約】
怪しいとされるB団体の見積書は、
郵送など何かしらの手段で、泉久仁子さんが提出したものという疑惑が判明します。
前述した見積書について、川村よしと市議が西宮市の担当職員へヒアリングを行いました。
市議に対し初回ヒアリングで担当職員が虚偽の報告をし、
2回目のヒアリングで前回の虚偽を謝罪しつつ、
そこでも虚偽申告をしていたことを川村よしと市議は問題視しています。
2回も嘘ついたのは逆にすごい
この問題について、川村よしと議員が職員への聞き取り調査を表にまとめられています。
川村よしと議員の調査によると、
「相見積もりを取りたいので他の団体を紹介してください」と西宮市から依頼されたこどもサポート財団の事務局長(=泉久仁子さん)が、
自分の団体ではないB団体の見積もりを何かしらの手段で西宮市に提出したということがわかりました。
そのため西宮市が直接B団体とやり取りをしていませんでした。
さらにそのB団体は、明石市のこども食堂管轄団体が、「B団体への支援実績は存在しない」と発言していたという明石市議の証言を川村よしと氏が確認されています。
B団体は活動実績が見つからない怪しい団体だったんですね。
ちなみに、泉房穂氏は一連の流れにたいしてでっちあげだとポストしていました。
問題③ 明石市長と西宮市長の関係
【要約】
・西宮市長(石井 登志郎)の父と泉久仁子の父は大変仲が良くゴルフ仲間だった
・西宮市長と泉久仁子氏は市長になる前からの知人
西宮市長(石井 登志郎)の父と泉久仁子の父は大変仲が良くゴルフ仲間だという発言が市議会で石井市長本人よりなされています。
また、西宮市長と泉久仁子氏は市長になる前からの知人で、泉久仁子氏が子供のために一生懸命な人であるということは知っているくらいには深い仲でした。
結論 監査委員が相見積もりは不適切と判断
12月の市議会にて、川村よしと議員が政策局に「不適切の見解は無いのか?」と再質問をし、
政策局長から「監査委員から指摘が入り、不適切である」と答弁がありました。
監査結果報告書において、価格競争の原理や公平性の担保の観点から問題があり、また対外的にも誤解を生じかねないため、適正な事務手続をされたいと指摘を受けていることからも、不適切であると考えております。
令和 5年12月(第 4回)定例会 議事録より
ここで一連の流れは不正だったという判断となります。
政策局長からは以下のように今後の改善が語られています。
【改善事案】
・内部統制事務局として基準の明確化などの見直しに着手
・内部統制制度とは別に、今回の見積書の徴収方法についての指摘を踏まえ、相見積もりにかかる事務の適正化について、庁内に通知文を発送し、その徹底を図っている。
・改めて事務の適正化と内部統制制度の効果的な運用を図っていく
補足 浜田聡議員は一連の流れをNHKで報道を求めた
一連の流れが報道されず、参議院議員の浜田 聡議員が、
メディアでの影響が大きい泉房穂氏に関連していることをNHKで報道すべきであると発言をされています。
まとめ
泉房穂さんの奥さんの所属団体と、不正の流れについてみてきました!
泉久仁子さんはこども事業などにもかかわる精力的な方ですね。
不正が世にあまり世に出ていないのは気になりますが、今後もこども支援の活動を応援していきたいです。
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